【2025年最新】ECサイト構築ツール徹底比較|Shopify、カラーミー、BASEなど主要8社をプロが分析

ECサイト(ネットショップ)を開設しようと考えたとき、最初に直面する最大の壁が「どのツール(プラットフォーム)を使うか」という選択です。

現在、市場には数多くのECツールが存在しますが、それぞれに得意・不得意があります。制作会社の視点から言えば、「売上規模」「運用体制」「デザインへのこだわり」の3軸がずれてしまうと、後からの修正には多大なコストがかかってしまいます。

本記事では、国内で根強い人気を誇る「カラーミーショップ」を含め、主要なEC構築ツールの特徴を徹底比較。ビジネスの成功を左右するプラットフォーム選びの決定版として解説します。


比較を始める前に、まずはツールの種類を整理しましょう。

  1. ASP(SaaS)型: クラウド上のシステムを利用。導入が早く、セキュリティ対策もプラットフォーム側が行うため安心(例:Shopify, カラーミーショップ, BASEなど)。
  2. オープンソース型: プログラムを自社サーバーにインストール。カスタマイズは無限だが、保守管理が自己責任(例:EC-CUBE)。
  3. パッケージ型: 大規模・基幹システム連携向け。数千万単位の予算が必要な場合も。

現在のトレンドは、初期費用を抑えつつ拡張性も確保できるASP(SaaS)型です。


制作現場でも特によく名前が挙がるツールを詳しく見ていきましょう。

国内最大級の導入実績を誇る、GMOペパボ運営のサービスです。

  • メリット: 「月額費用が安く、かつカスタマイズ性が高い」のが最大の特徴。HTML/CSSの編集自由度が高く、制作会社がオリジナルデザインを組み込みやすい。
  • デメリット: 高度なカスタマイズにはプロのスキル(コーディング)が必要。標準テンプレートのままでは、やや「一昔前のECサイト」感が出やすい。
  • プロの視点: 「ランニングコストを抑えつつ、独自のデザインでブランドを確立したい」という成長中の中小企業に最適です。

今、最も勢いがあるカナダ発のプラットフォーム。

  • メリット: アプリ(拡張機能)をインストールすることで、最新の機能を即座に追加できる。越境EC(海外販売)に世界で一番強い。
  • デメリット: 多くの機能をアプリで補うため、月額料金が積み上がりやすい。また、設定画面の一部に英語ベースの概念が残る。
  • メリット: 初期費用・月額費用0円から始められ、誰でも3分でショップが作れる。
  • デメリット: 決済手数料がやや高く、売上が増えるほど利益を圧迫する。独自のデザインカスタマイズには限界がある。
  • メリット: 「できないことはない」と言われるほど標準機能が豊富。BtoB(卸売り)向けの機能なども充実。
  • デメリット: 管理画面の操作が複雑で、慣れるまで時間がかかる。
  • メリット: デザインの自由度が極めて高く、ファン化を促進する機能が強力。
  • デメリット: コストが高めで、プロの運用者がいる中〜大規模店舗向け。

各ツールの主要スペックを一覧表にまとめました。(※2025年時点の一般的なプランを基準)

ツール名タイプ月額費用決済手数料カスタマイズ性向いているケース
カラーミーASP0円〜4,950円4.0%〜6.6%高いコスパ重視。 独自デザインで作り込みたい
ShopifyASP約$33〜3.25%〜非常に高い将来性重視。 世界展開や多機能化を狙う
BASEASP0円〜6.6%+40円〜低い即時性重視。 まずは無料で試したい
MakeShopASP13,750円〜3.19%〜中程度機能重視。 豊富な販促機能を使いたい
futureshopASP24,000円〜個別契約非常に高いブランド重視。 ファッション・美容系
EC-CUBEOS0円(維持費別)個別契約無制限独自性重視。 特殊なシステム連携が必要

お客様から「BASEで自分たちで作れば無料なのに、なぜ制作会社に頼んでカラーミーやShopifyで作る必要があるのか?」という質問をいただくことがあります。

その答えは、「LTV(顧客生涯価値)を高めるための導線設計」にあります。

BASEなどの無料ツールは、決まった枠組みに写真を流し込むだけで完成します。しかし、高単価な商品やこだわりのあるブランドの場合、その「どこかで見た感」が離脱の原因になります。

カラーミーショップやShopifyは、エンジニアが裏側のコードを直接編集できるため、ユーザーの購買意欲を高める細かな演出や、スマホでの使いやすさ(UI/UX)を1px単位で追求できます。

売上が月商100万円を超えてくると、在庫管理や顧客分析、メールマーケティングなど、必要な作業が激増します。カラーミーショップの豊富なアプリやShopifyのエコシステムは、それらの業務を自動化する仕組みを後から追加できるため、サイトの「作り直し」を防ぐことができます。


以下のチェックリストで、自社が選ぶべきツールを診断してみてください。

  • 「とにかく安く、今日から売りたい」→ BASE / STORES
  • 「月額固定費を抑えつつ、プロに頼んでオリジナルデザインの店を構えたい」→ カラーミーショップ
  • 「最新のマーケティング機能を使い、将来は海外展開も視野に入れたい」→ Shopify
  • 「実店舗の在庫と完全に連動させ、オムニチャネル化したい」→ STORES / Shopify / futureshop
  • 「定期購入やBtoB取引、複雑なポイント施策を行いたい」→ MakeShop

ツールの選択はあくまでスタートラインです。大切なのは、そのツールを使って「誰に、何を、どのように届けるか」という戦略です。

カラーミーショップのように長く愛されているツールには、日本の商習慣に合った使いやすさがあります。一方でShopifyのようなグローバルツールには、常に最新のテクノロジーが投入されるスピード感があります。

弊社では、お客様の商材やターゲットに合わせて、今回ご紹介した中から最適なプラットフォームをご提案し、売れる仕組みづくりをトータルでサポートいたします。

「機能が多すぎて選べない」「自社の商材に合うデザインができるのはどれ?」といった疑問をお持ちの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

株式会社イーネクスト:千葉県のホームページ制作会社

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