『🚀フローティングアクションボタン(FAB)とは?ホームページのCVRを最大化する設計の極意』BLOG記事を更新しました!

フローティングアクションボタン(FAB)

私たちは今、情報が溢れ、あらゆる体験がパーソナライズされた時代に生きています。2026年現在、スマートフォンの普及率は飽和状態を超え、Webサイトへのアクセスの大半は「手のひらの中」で行われています。

しかし、技術が進化する一方で、人間の「集中力」と「忍耐力」は驚くほど低下しています。ある調査によれば、現代人が一つのコンテンツに集中できる時間は、かつての金魚の記憶力よりも短い「わずか数秒」だと言われることさえあります。

このような背景の中で、ホームページ制作における最大の敵は「競合他社」ではありません。ユーザーが感じる「わずかなストレス(フリクション)」です。


想像してみてください。あるユーザーが、悩み事を解決するためにあなたのサイトに辿り着きました。記事の内容は素晴らしく、ユーザーの心は動かされました。 「よし、この会社に相談してみよう」 そう思った瞬間、ユーザーは指を動かして「お問い合わせボタン」を探します。

しかし、ボタンはページの一番上(ヘッダー)か、数千ピクセルも下のページ最下部(フッター)にしかありません。

  • 何度も何度も親指を動かしてスクロールし直す手間。
  • どこにあるかわからないリンクを探す数秒の迷い。

この「わずかな手間」が発生した瞬間、ユーザーの脳内では「また今度でいいか」という心理的なブレーキがかかります。これをマーケティング用語で「離脱」と呼びますが、実態はもっと残酷です。それは「せっかく温まった顧客の熱量が、UIの不備によって冷却された瞬間」なのです。


かつてのホームページ制作は、情報を整理して「箱(ページ)」に詰め込む作業でした。会社概要があり、サービス紹介があり、最後にお問い合わせフォームがある。この直線的な構造が正解とされていました。

しかし、現代のユーザーはページを教科書のように最初から最後まで律儀に読みません。

  • 流し読み(スキャニング)をしながら自分に必要な情報だけを拾う。
  • 途中で興味が湧いたら即座にアクションを起こしたい。
  • 疑問が浮かんだその場で、誰かに質問したい。

つまり、ユーザーの感情は「非線形的」に動きます。この不規則な感情の動きに寄り添い、どのタイミングで決意が固まっても、その瞬間に「どうぞ、こちらへ」と手を差し伸べる。この「おもてなしの導線」こそが、今のWebサイトに求められている本質です。

その解決策の筆頭として君臨するのが、今回解説する「フローティングアクションボタン(FAB)」なのです。


「スクロールについてくるボタンなら、昔からあったじゃないか」と思われるかもしれません。確かに、画面の端に四角いバナーがへばりついているサイトは多く存在します。

しかし、FAB(フローティングアクションボタン)がそれらと一線を画すのは、それが「アクションのための専用席」として設計されている点にあります。

単なる「バナーの固定」は、往々にしてコンテンツの閲覧を邪魔する「ノイズ」になりがちです。一方で、洗練されたFABは、

  1. 視覚的な軽やかさ(円形デザインによる空間の確保)
  2. 物理的な押しやすさ(親指の可動範囲への最適化)
  3. 直感的な分かりやすさ(アイコンによる言語を超えた理解)

これらを兼ね備えています。それはもはや単なる「ボタン」ではなく、サイトという店舗の中を並走する、優秀な「コンシェルジュ」のような存在なのです。


FABの導入は、単に「お問い合わせが増える」という表面的な数字以上のメリットをもたらします。

「いつでも連絡が取れる」という状態が視覚的に保証されていることは、ユーザーに心理的な安全心を与えます。特にBtoBサイトや高額商材を扱うサイトにおいて、「逃げ隠れしない、いつでもサポートする」という姿勢の表明は、ブランドの信頼感に直結します。

FABを導入することで、ユーザーが「どのコンテンツを読んでいる時に、最もアクションを起こしたくなったか」というデータがより鮮明に可視化されます。どこにいても押せるボタンだからこそ、CV(コンバージョン)が発生した瞬間の閲覧位置が、コンテンツの真の評価に繋がるのです。

「モバイル対応」とは、単に画面サイズを合わせることではありません。指一本で、いかに思考を妨げずに目的を達成できるか。FABの最適化こそが、モバイルファースト設計の最終工程と言っても過言ではありません。


これから始まる本編では、この小さな「円形のボタン」に隠された、膨大なノウハウを解き明かしていきます。

  • 科学的な根拠: なぜ人間は、特定の場所にあるボタンを「つい押してしまう」のか?(フィッツの法則)。
  • 戦略的な設計: 業種やターゲットによって、ボタンの色や形、出すべきメッセージはどう変わるのか?
  • 技術と倫理: ユーザーを助けるためのボタンが、いつ「邪魔な存在」に変わってしまうのか?その境界線はどこにあるのか。

このガイドを読み終える頃には、あなたのサイトにある「お問い合わせボタン」が、単なるリンクから、「ユーザーの熱量を逃さない魔法の装置」へと変わるはずです。

それでは、フローティングアクションボタン(FAB)の深遠なる世界へ踏み出しましょう。


株式会社イーネクスト:千葉県のホームページ制作会社

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